死はいつか必ずやってくる。
フィクションではなく、現実のこととして。



ひとにはひとの生きる時間ってものがあって、
それを全うして、死んでいくのかな?
白く冷たい骸となって。


折に触れ、死をいうものを感じ、考える。
祖父。
家族同然に育ててくれた家のおばあちゃん。
今日のこと。
人生の先輩は別れを残して旅立っていってしまう。
彼らは最後に死というものを教えてくれる。


騒ぎがひと段落して、日常が戻ってきても、
日常の中にそのひとがいない、ということがなかなか理解できない。
アタマではわかっていても、理解できない。
私はそうだった。


孫は宝
そう言い残したお祖父さんは幸せだったんだと思う。
自らが築き上げてきた宝でしょう。
宝だと思えるような人たちに囲まれて
大切な人たちに見送られて
人生をまっとうできたらこんなに幸せなことはない。
自分が人生の中で築き上げていきたいもの。
世間の人が当たり前だと思えるようなものを
当たり前だと思えるようにつくっていきたい。
ささやかだけど 変わらない 夢。